1972年上映のイタリア映画『ラストタンゴ・イン・パリ』。
大胆な性描写とバターを使ったシーンが世界中で物議を醸し、イタリアでは上映4日にして上映禁止処分に。
出演した俳優のその後の人生も大きく変えてしまったと噂の衝撃作『ラストタンゴ・イン・パリ』ですが
その過激な内容ゆえか、動画配信もあまり活発になされていないようです。
観れないとなると、観たくなってしまうもの。
現在観ることができる動画配信サービスは?
そして問題のバターのシーンとは?!
調べてみました。
【イタリア映画】ラストタンゴ・イン・パリを観られる動画配信サービスは?
以下、ラストタンゴ・イン・パリを扱っている動画配信サービス一覧です。
動画配信サービス | 配信状況 | 配信の種類 | 無料体験の期間 | 無料期間中のポイント付与 |
Hulu | × | 定額見放題 | ||
dTV | × | 定額見放題 | ||
FOD | × | 定額(複数コースあり) | ||
Amazonプライム | × | 定額見放題(作品によっては課金、レンタルあり) | ||
Netflix | × | |||
music.jp | 〇 | レンタル | 30日間 | |
TSUTAYA ディスカス | 〇 | レンタル | 30日間 | あり |
U-NEXT | 〇 | 定額見放題(作品によっては課金、レンタルあり) | 31日間 | あり |
今回は、これらのうちU-NEXTでの視聴方法をご案内します。
U-NEXTでラストタンゴ・イン・パリをお得に観る!
私がオススメするのは、U-NEXTでの視聴です。
オススメする理由は、以下のとおり。
①見放題作品数の多さがダントツ
②無料トライアル期間の長さ
③トライアル中から使えるポイント600円分が無条件で付与される
それぞれ見ていきます。
U-NEXTで視聴をオススメの理由1:見放題作品数の多さ
U-NEXTの最大の特徴は、その見放題作品数の多さ。
その数、なんと29万本以上。
動画配信サービスの中では群を抜いています。
U-NEXTで視聴をオススメの理由2:無料トライアル期間の長さ
U-NEXTの無料トライアル期間は31日間と、動画配信サービスの中での最長クラスの長さ!
U-NEXTで視聴をオススメの理由3:ポイント600円分の無条件付与
U-NEXTで配信されている作品には、
①定額見放題作品
②課金して観られる作品(レンタル配信)
の2種類があり、無料トライアル期間中に無料視聴できるのは、
①定額見放題作品
です。
(※映画・ドラマ・アニメ、電子書籍(コミック、小説、雑誌)などすべてのジャンルを含む)
②課金して観られる作品 は、作品ごとに料金がかかるのですが、
U-NEXTでは、無料トライアル期間中に「600円分のポイント」がもれなく付与されます。
つまり、無料の対象外となる最新作の動画や書籍も、この600円分のポイントを使えば無料で観る事ができます。
そしてこの付与ポイント、無料トライアル期間後も契約を継続すると
1,200円分 にアップする上、毎月付与されるという太っ腹サービスに昇格します。
「ラストタンゴ・イン・パリ」はR18指定の映画となっていますが、
もちろん無料体験中に視聴可能となっており、当作品は「見放題作品」のため、付与ポイントの利用も必要ありません。
ペアレンタルロック機能で非表示にすることも可能ですので、ちょっと家族にみられたくないなという時も安心ですね。
31日間体験してみて、「やっぱりやめたいな」と思ったら、無料トライアル期間中の解約もカンタンにできます。
(無料トライアル期間の31日を過ぎると自動更新され、以降は月額2,189円(税込)がかかってしまうので、その点だけご注意ください)。
■見放題作品数の圧倒的な多さ
■無料トライアル期間の長さ
■600円分のポイントを使えば無料トライアル期間中に課金作品も観られる
■動画配信なので、返却の手間がいらない
以上の点から、私が個人的にオススメなのは、U-NEXTでの視聴です。
ラストタンゴ・イン・パリで物議を醸したバターの問題シーンとは?!
ラストタンゴ・イン・パリのあらすじは、以下のとおり。
フランス・パルのアパルトマン。
中年男ポール(マーロン・ブランド)と若い娘ジャンヌ(マリア・シュナイダー)。
ジャンヌはただ部屋を探しているだけの身だったが、ある男からの電話をきっかけに、ポールはジャンヌを暴行してしまう。
ジャンヌには恋人がいたが、この事件をきっかけに、2人はアパルトマンで逢瀬を重ねる。
中年男には、妻が自殺をしてしまったという暗い過去があったが、男は自らの空虚な心を誤魔化すように、ジャンヌをただの道具として扱う。
互いに名乗ることを許さないポール。
狂気に満ちたポールを恐れつつも、その強烈な魅力に取りつかれ、
何者か互いにわからないまま欲の赴くまま耽る行為に溺れるジャンヌ。
しかし次第に、2人の立場は逆転していく。
ポールがジャンヌに世俗的な執着心を露わにしたとき、強力な魅力の仮面は剥がれ
衝撃的な展開とともに、突如として2人の関係は終わりを遂げるのだった。
この映画で問題となったのは、
中年男がジャンヌに暴行をするシーン。
バターは、このシーンで使われています。
「バターがどのように使用されたのか」については
イレギュラーな箇所での行為のために使われた・・・と表現するに、ここでは留めます。
詳しくお知りになりたい方は、本作をご覧いただければと思います。
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実はこのシーンを撮影する前、ジャンヌを演じたマリア・シュナイダーは、このシーンがあることを監督から事前に知らされていませんでした。
マリア・シュナイダーはこのことについて後に、
ベルトルッチ監督とマーロンの2人に犯されたような気分だった。
と、苦言を呈しています。
中年男を演じたマーロン・ブランドはこのシーンの撮影について
役者として拷問のような体験だった。
と述べ、撮影に煩悶していたことを告白しています。
なお、「暴行シーンがあることを事前に告知しなかった」事で世界中から批判を受けた本作ですが
ベルトリッチ監督は、
事前告知をしなかったのはバターの使用シーンだけで、バターの使用シーンを思いついたのは撮影当日の朝だった。
暴行のシーンについては事前に伝えていて、行為そのものは実際にはなかったと反論し
事前に告知しなかった理由について、以下のように述べています。
女優としてではなく、ひとりの少女としての反応を撮りたかった。
罪悪感はあるが、後悔はない。
冒頭でも述べたように、この映画は上映4日にして上映禁止処分となり、わいせつ映画として認定。
主演をしたマーロン・ブランドとマリア・シュナイダーは違法な方法(※)で性行為に及んだ様を大衆に見せたという理由で理不尽にも裁判にかけられてしまい、のちに有罪判決が下っています。
※当時ヨーロッパでは、イレギュラーな性行為は法律で禁じられていました。
そしてこの後、マリア・シュナイダーは「話題のわいせつ映画に出演した女優」ということで世界的に注目を集めたことから精神を患ったのか、元々の不安定さからか
(マリア・シュナイダーは、私生児として生まれ15歳で母親との仲たがいの為家を飛び出すなど、家庭環境も複雑でした)
薬物や自殺未遂などを繰り返す波乱万丈の人生を送ることになりました。
1人の女優の人生を狂わせたとも見えるこの問題の映画について
ベルトルッチ監督のこの行いを芸術の域とするのか、倫理にもとる問題行動とするのか、今でも意見がわかれるところですね。
過激な描写だけが注目されがちな本作ですが、
恐ろしくも魅力的で抗えない狂気が、ふとしたことでつまらない現実を垣間見せ、それが女の気持ちを醒めさせた。
そういった人間の悲しい性を巧みに描いた、素晴らしい作品でもあります。
ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。